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個人金融資産は日本全体でおよそ2,000兆円超とされていますが、そのうち60歳以上が6割超を保有していると言われています。また、金融庁によると現行NISAの口座総数約2320万口座の中で、約3分の1が60歳以上であり、買付額に関しては60歳以上が約40%を占める状況にあります。
出典:金融庁ウェブサイト (https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20240612.html)
年々に続く物価上昇や低金利が続く中、銀行預金だけでは資産が目減りしてしまう懸念が高まっています。特に「人生100年時代」においては、老後の生活資金を少しでも有利に運用したいと考える方が増え、国が推進する「貯蓄から投資」への関心が高齢層にも及んでいるのです。
2024年から始まる新NISAは、非課税枠が大幅に拡充され、非課税期間が無期限となりました。長期投資を前提とし、毎年の枠を超えて成長した分についても非課税を享受できるメリットがあるため、短期だけでなくセカンドライフに向けた中長期の資産形成にも適していると考えられています。
銀行預金の金利が低い状況で物価上昇が続くと、実質的にお金の価値は下がります。NISA口座での運用によって、株式や投資信託など運用益を非課税で積み上げることで、資産を目減りさせない手立てのひとつとなります。
「子どもや孫のために資産を残したい」というニーズを持つ高齢者も少なくありません。NISAで上手に増やした資産を相続に回すことを考える方も多いようです。運用益が非課税になることで、将来的に残せる資産の総額を増やすことが期待できます。
新NISAでは、
NISA口座内であっても、株式や投資信託には値下がりリスクがあります。元本割れしないわけではないので、「NISA=安全」と誤解しないことが大切です。特に大きな資金を投じる場合は、分散投資や投資先の選定を慎重に行いましょう。
若い世代に比べると、高齢者は資産を回収する期間が相対的に短くなる可能性があります。「いつ、どれくらい使う資金なのか」という投資目的や期間をしっかり設定し、過度なリスクを取らないようにしましょう。
投資経験がない方や運用に不慣れな方は、まずは無理のない範囲(少額)から始めることをおすすめします。投資信託の積立など、リスクを分散した手法で投資の感覚をつかみ、余裕があれば段階的に金額を増やすと良いでしょう。
新NISAでも、被相続人が生前にNISA口座で得ていた含み益や配当金は死亡時点までは非課税となります。ただし、死亡後(相続発生後)に上昇した部分の利益は、通常の課税対象となります。
NISA口座は被相続人本人名義のため、相続人がそのままNISAの枠を継続することはできません。相続が発生したら、
NISA口座の有価証券は、相続発生日の時価を取得価額として相続人に引き継がれます。通常の有価証券相続とは取得日・取得価額が異なるため注意が必要です。
「NISA=非課税」というイメージが強いですが、相続税には非課税メリットは適用されません。他の財産と合算して基礎控除を超えた場合には相続税の課税対象となります。
「退職金の使い道をどうするか」「医療費や介護費に備えたい」「子や孫に資産を残したいが、具体的にどう運用すればいいか分からない」など、気になる点があればファイナンシャルプランナーや税理士、証券会社の専門家に相談するとよいでしょう。
年齢に応じた投資プランの見直しや、相続手続きのサポートなどが受けられるため、安心して制度を活用できます。
長寿時代の資産形成には、「貯蓄から投資」への意識と同時に、自分のライフプラン・相続も含めた総合的な視点が欠かせません。新NISAは高齢者にとっても有力な選択肢になり得ますが、投資リスクや運用期間をしっかり見極めることが大切です。ぜひ参考にして、より安心・納得のいく資産形成を進めてみてください。
オトンです。