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普通のサラリーマン……のはずなんだが、俺には決して他人には言えない秘密がある。
「くしゃみをすると、異世界に転送される」
そんなアホみたいな能力のせいで、仕事の合間に突如として異世界に飛ばされ、訳の分からん状況に巻き込まれることがある。
今日も営業を終え、仙台の街を歩いていた。2月の冷たい風が肌を刺す。
「……ヤバい、くしゃみ出そう……!」
なんとか堪えようと、鼻をすすりながら深呼吸。なんとか収まった……と思った、その瞬間。
「ぶえっくしょんっ!!!」
思わぬタイミングでくしゃみが爆発し、光が弾けるように視界が歪んだ。
「……またかよ。」
気づけば、俺は黒曜石でできた神殿の中にいた。
天井には金色の文字が刻まれ、神秘的な香りが漂っている。
「待っていたぞ、旅の者よ。」
厳かな雰囲気を纏った僧侶のような老人が現れ、俺をじっと見つめる。
「お主には “月影の宝餅” を味わう資格があるようだ。」
そう言って、老人が差し出したのは、漆黒の粉をまとった、まるで夜空のような餅。
「これは……黒曜石の粉を練り込んだ、月のように輝く餅!?」
餅の表面には漆黒の粉がまぶされ、仄かに甘く香る。
「この餅を食せば、お主の体に月の力が宿るだろう。さあ、一口――」
その瞬間――!
「……へぶしっ!!!」
光が弾けるように視界が歪み、気づけば――
「……ここは…?」
気づけば、俺は仙台の老舗餅屋「郡山餅屋」の前に立っていた。
「異世界の黒き餅を食べるはずが…いや、これはこれで良さそうじゃないか…?」
店内に入るも、すでに売り切れの商品が多く、残るは最後のごま餅のみ。
急いで最後の一つを購入し、自宅へ持ち帰る。
包装を開けると、黒胡麻がたっぷりとかかった美しい餅が顔を出す。
一口食べると——
「甘さ控えめ…! ゴマの風味がダイレクトに広がる…!」
餅はしっかりとしたコシがあり、噛むほどにもち米の甘みが広がる。
「これは、しっかり噛んで味わうべき餅だ…!」
最後のひとつは、自宅できな粉をかけてみた。
「うん、これはこれで違った旨さ…!」
濃厚な胡麻の風味と、きな粉の香ばしさが絶妙に絡み合い、さらに奥深い味わいを楽しめた。
「くっ…異世界の黒き餅は食べられなかったが…これはこれで、最高じゃないか…!」
満足げにお茶をすすりながら、俺は静かに餅を味わった。
ここは早く行かないとあっという間に売り切れる、仙台屈指の人気店。
シンプルながらも奥深い味わいのごま餅は、一度食べたら忘れられない逸品だ。
俺のように、何度でもこの店を訪れたくなるかもしれない――。
👉 行く前に最新情報をチェック!(※営業時間や定休日は変わる可能性があるので、公式情報をご確認ください。)
🔥 次回の異世界転送も、お楽しみに!
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